自家製マスカルポーネに込めた、理想のなめらかさを追い求めて。

自家製マスカルポーネに込めた、理想のなめらかさを追い求めて。

ティラミスを構成するうえで、最も大切な素材――それが「マスカルポーネチーズ」です。
イタリア産から国産まで十数種類を食べ比べ、私たちは思いました。
どれも美味しい。でも、どこか“理想のティラミス”には届かない。

そんなとき、あるイタリア料理のシェフが言いました。
「マスカルポーネは非発酵のフレッシュチーズ。だから、鮮度が命なんだよ。」

その言葉がきっかけで、私たちは自分たちの手でマスカルポーネを作ることを決意しました。
しかし、その道のりは想像以上に険しいものでした。

酸の量が少し多ければ酸っぱくなり、煮詰めすぎればバターのように重くなる。
毎日0.1g単位で配合を調整し、何度も試作を繰り返しました。
寝ても覚めても頭の中はマスカルポーネのことばかり。

やがて、乳脂肪の量や加熱温度、生乳の産地による風味の違いを細かく見極めながら、ようやく理想の味にたどり着きました。
それが今の「Tiramisu No.6 オリジナルマスカルポーネ」です。

濃厚でありながら、軽やか。
舌の上でふんわりと溶け、ほのかに甘く、わずかに酸味を感じる絶妙なバランス。
このマスカルポーネは、Tiramisu No.6を支える土台であり、すべての味の調和を生み出す要です。

ティラミスを食べた瞬間に訪れる、あの静かな幸福感。
その裏には、職人たちの果てしない試行錯誤と、素材への真摯な探求があります。
これからも“理想の一口”を目指して、Tiramisu No.6の挑戦は続きます。

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